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砂漠でヨーガスートラを体験する 〜Omarさん | ジェイドヨガ カレンダー 2022年3月



ジェイドヨガカレンダーの3月は、Omar Belmamoune さんが登場

Omar Balmamouneさんは2021年11月19日、写真家のOussama Hassouniさんと、モロッコのマラケシュからエルグ・リウディ砂丘まで飛んだ。20時間での往復という限られた時間の中で、3月を飾るこの一枚となる撮影を行った。

Omarさんはその時のことを、こう振り返る

「人里離れた何もない、広大な砂漠のまっただ中のErg Lihoudi(エルグ・リウディ)で私たちは、アビヤーサ(修習)とヴァイラーギャ(無執着)を体感する素晴らしい時間となった」

 

ヨーガスートラを体感する砂漠でのヨガ

 

Abhyasa(アビヤーサ) Vaigarya(ヴァイラーギャ)とは

ここでいうAbhyasaアビヤーサ:修練)と Vaigarya(ヴァイラーギャ :無執着)は、ヨーガスートラ第1章の12番で説かれているヨガ哲学・実践での根幹になる考えだ。

修習と離欲(無執着)は自身に向けての実践であり、内面から自分自身を探求するためにヨガを練習する。
その中で、社会や文化の縛りから心を解放させ、悟りへ導くための両翼として支えていると彼は言う。心を止滅(コントロール)させるために、修練と無執着のいずれかが欠けてもいけないというのだ。


ヨーガスートラ1.12 を体感する砂漠での撮影

人里から遠く離れた砂漠にあるもの。それは無、であり今。自分という存在があることを感じるだけ。
時間も問題も何も存在しないことをただ感じる。砂漠という特殊な環境でカレンダーの1ショットをとるなかで、修練と無執着、無我という副産物が与えられるという得難い経験となったようだ。

ここで、Omarさんのいう『修練と無執着の大切さ』について説かれているヨーガスートラにちょっと触れてみよう。

ヨーガスートラとは、ヨガの代表的な経典の一つ

ヨーガスートラは、4世紀ごろにパタンジャリによってまとめられたと言われるのヨガの哲学。
ヨガの指導者養成講座などでは必ず学ぶものとしても有名だ

ここでは、ヨガとは本来の純粋な状態(精神的な存在)に戻るために実践するものだと説いている。


ヨーガスートラを学びたいなら、この本がおすすめ!

現代人のためのヨーガ・スートラ(GAIA BOOKS)


心をコントロールするのがヨガ

第1章の2番 YOGAS CITTA VRTTI NIRODHAHAでは、ヨガとは心の働きを止滅することと説いている。
『心のコントロール』の大切さがまず述べられているのだが、逆にいうと心のコントロールほど難しいものはないことの裏返しにもなる。

暴れ馬のように絶えず揺れ動く心。
それを、風のない静かな湖のような状態にし続けることの何と難しいことか。
忙しい現代に生きる私たちが追い求める境地が、静けさの中に鎮座する心、ともいえそうだ。

心のコントロールの大切さについての理由は、ヨーガスートラの第1章13番以降に続いている。
続きは本書をご覧いただきたい。 

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